表示方法が改善されたMuP-FAX


MuP-FAXは、パソコンで高解像度のアマチュア・ファクシミリの送受信をするためのシステムです。年々ソフトに改良が加えられ洗練されたものに進化しつつあります。現在ではカラー画像の送受信が可能になっています。また、受信画像の表示WINDOWのサイズが自由に変更できるようになりました。
 これまでは副走査が縦に行われていたので気象FAXのように横長に表示すべき画像は見にくいものでしたが、横方向への副走査ができるようになったので非常に見やすくなりました。また、1024×768以上のディスプレーでも横位置ならフルサイズの画像をほぼそっくり表示できます。1600×1200のディスプレーなら縦でも横でもフルサイズの表示ができます。
 もっともMuP-FAXの受信データは受信時のモニター表示の状態にかかわらずフルサイズで記録されているので、JPEGに変換すれば自在に操作できます。
 更に制御パネルが画像表示WINDOWから独立してデスクトップの好みの場所に移動できるようになっています。受信開始、停止、あるいは送信開始、停止などの制御ボタンが並んでいるパネルが、受信画像モニタの画面と切り離されて自在に移動できるので、ディスプレー画面全部を使って受信画像を表示できます。仮にディスプレーのサイズが小さめだったとしても、受信画像の上に重なっている制御パネルをじゃまにならないところに動かして隠れている部分を見ることができます。

  


1200×1024ドットのモニターでJMHのひまわりによる雲写真を受信したところ。

 モニター画面には同時に2方向の操作をしている画面が表示されている。見えているのは副操作を横方向にして受信表示しているところ。裏側には縦方向の副操作をしている画面が隠れている。操作パネル部分のWINDOWは左下に寄せてある。
 このように気象FAXを間引きなしで表示できる。


操作パネル部分

 このCommand Paletteで、受信、送信の操作、あるいは送信画面へのコメント書き込みなどを行う。マウスでドラッグすることによってモニター画面の好きな位置に動かせる。

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