LED XY スコープ


ファクミリの受信をするときに正確にゼロインする必要があります。RTTYの受信によく使われていたXYスコープを使用するとゼロインが簡単になります。同調がとれたときに画面に十字が表示されるものです。アマチュア・ファクシミリではこれを二つの復調回路とオッシロスコープで代用してきましたが、大げさすぎて置き場所にも困るものでした。
 従来からあるオシロスコープのX-Y表示をドットマトリクスLEDに置き換えて表示するように工夫したものです。
 87.5×87.5cmの両面プリント基板に3mmのLEDを256個取り付けるようになっています。この表示部のほかに、バンドパスフィルターとLED駆動のための回路が必要ですが、これも同じ大きさの基板を用意しました。
 できあがった2枚の基板を背中合わせに重ねて組み合わせるとクロスパターン表示器ができあがります。これに電源を接続し、信号を入れれば、そのままで使用可能です。コンパクトなのでファクシミリ用インターフェイスやRTTY復調機などに内蔵させることが出来ます。一方小型のケースに組み込んで独立したクロスパターン表示器とすることもできます。最も簡単なのは、10枚入りのフロッピーケースを利用する方法です。透明なケースに半透明なシールを貼ると、基板などは見えにくくなり、点灯したLEDだけが見えるので見栄えがするものになります。              de JO1XBE

  
 LED XY スコープ

 LED XY スコープのメイン基板とドットマトリクスLED基板をフロッピーディスクのケースに組み込んである。


クロスパターン

 ゼロインができたとき、このように十字の表示になる。


駆動回路基板

 LED XY スコープの復調回路とLEDドライブの回路を組み込んであり、ドットマトリクス表示基板と同じ大きさなので、2枚を重ね合わせることができる。

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