第21回ファクシミリ・ミーティング
 
 第21回ファクシミリ・ミーティングは去る2月3日、東京千代田区神田の通運会館3Fの会議室で開催されました。午前10時10分からはファクシミリ・クラブ総会が行われ、その後10時40分から一般参加者も含めてミーティングが行われました。また、前日5日には宿泊者を中心とした懇親会が行われました。


ミーティング出席者
JA1EJV JH1GWR JI1XBC JK1EWY JO1XBE
JS1LFB 7N4PVZ JH2EBI JR2VXR JA7AP

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総会
 
 ファクシミリ・クラブの現在の会員数72名に対して委任状が32通あり、会員の出席者数は9名で、ファクシミリ・クラブ規約に記載されている1/3を十分に上回っており、出席者数に関わりなく総会が成立しました。最終的な出席会員は9名です。
 
 
活動報告
 ハムフェア2001への出展、MuP-FAx WINDOWS版の完成とカラーFAXの開発完了、MuP-FAXに使用するICの入手難に伴う代替部品使用のための子基板の製作、一体型MuP-FAX、PIC利用のスペアナ風チューニングインジケーターの開発、月例ミーティングの開催、お知らせの発行、などが挙げられました。
 
会計報告
 会計のJS1LFBからファクシミリ・クラブ会計報告がなされました。
 
責任者選出と会計
 全会一致でJK1EWYが選出され会計にはJS1LFBが指名されました。
 
活動計画
 ハムフェア2002への出展、MuP-FAXのキット頒布、PICによるアマチュア・ファクシミリ関連機器の開発、お知らせ発行の充実、月例ミーティングの継続、などが発表されました。
 

 
ミーティング
 
 
一体型MuP-FAX
 JO1XBE小林幹也氏から一体型MuP-FAXに付いての説明が行われました。

 MuP-FAXほそのままパソコンに組み入れたのではおもしろくないのでパソコンの部品のように仕上げるべく5インチベイにうまく収めたかった。しかし5インチベイに入るようなケースは市販にない。そこで5インチのドライブをばらして使えばと考えた。CDROMドライブをケースから取り外してみるとバラバラになる。ケースを最初から作るようになってしまう。結局その枠だけを使った。全面パネルはPCケースについていたドライブベイの穴をふさいでいた蓋を利用した。

 簡単そうだが手間がかかる。MuP-FAXを入れてもまだあいているドライブベイがあるので余っている無線機も組み込んだ。現在の無線機は小型になっているのでシールドをうまくすればHF機も入る。

パソコンのサウンドカードを利用したFAXとSSTVなどで使えるようにこれらとマイク、MuP-FAXなどの切り替え回路も組み込んだ。切り替えスイッチはMuP-FAX部分の全面パネルに取り付けた。
 
最新版MuP-FAXとカラー送受信
  最新版のMuP-FAXについてJS1LFB相原一晴氏から説明がありました。カラーFAXの送信時に自動的にRGBのカラーバーを最初に付け加え、受信側ではそれを受けて自動的にカラー再現の順番を決定してディスプレーに表示する。MuP-FAXのウインドウが大きくなり、受信時にも横800ドットで画像を表示できるようになった。A5サイズの画面なら等倍での表示ができる。また、A4サイズの受信画像はウインドウからはみ出るが、スクロール表示をする。
 
MuP-FAXの子基板
  MuP-FAXの子基板についての説明がJS1LFB相原一晴氏から行われました。MuP-FAXで使用しているクロック分周用のIC、TC9122が入手困難になったので代替にTC919198を使用するのだがICのピン配置が異なるので、直接頒布基板に取り付けられない。子基板を作りそこにTC919198を取り付ける。子基板に電源と入出力の信号線の分のピンをだしそれをTC9122代わりに本体基板上に取り付ける。子基板をいってみればTC9122と見なすような格好になるので追加基板を取り付けて配線するというような煩わしさはない。
 
WINDOWSXPとFAXソフトについて
  WINDOWSXPとFAXソフトについてJK1EWYから説明が行われました。MuP-FAXはもちろんのことWINFAX、Jvcom32、WXsatなどのいずれも新しいWINDOWSXPで動作することが確認できた。
 
PICによるスペアナ風デジタルチューニングインジケーター
  PICによるスペアナ風デジタルチューニングインジケーターについての説明がJK1EWY保戸塚から行われました。

 PIC 16F877を用いて、ドットマトリクスLEDの横軸方向の周波数を切り替え、縦軸の信号レベルをLEDレベルメーターのドライバーで駆動する。1350Hzから2450Hzまでの信号をスペクトル表示できるようにした。

 PICによる回路そのプログラムははこれまでに発表してきたデジタルチューニングインジケーターを利用している。
 
 
 

 


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